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禁じられた恋
ふたりは初めて出会った時から、互いに惹かれ合った。
こんなにも人を熱く想えるなんて、人生とはなんと素晴らしいのだろう。
互いが互いを思いやり、今まで味わったことのない安らぎを感じ、
この世に存在するすべてのもに感謝した。
世界中の"幸せ"を
自分たちが独占してしまっているとさえ思えていた。

結婚を決意したふたりは、互いを家族に引き合わせる。
まずは男の家へ。次に女の家へ。
男の家族は、娘を大層気に入った。
何と愛らしく気だてのよい娘さんだろう。
よくぞこんなに素敵なお嬢さんと出会えたものだなと、皆で喜び合った。
だが団らんは長くは続かない。
「紀子さんは、たしか×××町でしたか」
「はい。あ、でも両親は以前××町に居たそうです。
 私が生まれて直ぐに引っ越したって言ってました」
「……お父さんの名は?」
「浩史です」
「外村、浩史さん…?」
「はい、え…もしかして父をご存知でしたか?」
「どのような字を書くんだね?」
「外の村、名前はさんずいに告白の告、それに歴史の史です」
「それで、お父さんは何をなさっている方なのかな…」
「内科医です。開業医をやっています」
男の両親は蒼白となる。
実は自分たちは生まれたての女児を養子に出していた。
事業に失敗して、長男を食べさせるのにも困っていた所へ、
産婆の口伝てで、内科医の夫婦へと養子縁組させたのだった。
おそらくその時の赤子が、この娘なのだろう。

翌日男の両親は娘の親を訪ねた。
そこには確かに知った顔があった。意図せずして約20年ぶりの再会である。
2組の両親とて、複雑な思いがあった。
よくぞ立派に育ててくれた…生みの親は感謝している。
だが、かくして杞憂は現実となったのだ。
2組の両親が取るべき道は、たった一つしかない。

互いの両親はふたりを呼び、事実を告げた。
お前たちは血を分けた兄妹であるから、結婚は許されないのだと。
そしてお互いのために、明日からは金輪際2度と会うのは止めなさいとも言った。


離れては生きる気がしない、そう思えたふたりは入水自殺を遂げた。
葬儀は別々に執り行われ、
男の方の葬儀は、終始誰もが無言だった。
これまでにも苦労をしてきた両親の、今の衰弱しきった様子。
そしてそれにも増して、
真面目で実直、親孝行だった男の苦しい恋の結末を思えば、
誰もが何も言えないのだった。

男の家には、葬儀の際一族で集合写真を撮る習わしがあった。
その日も1枚の写真を撮った。
そこには、居るはずのない娘、紀子の顔が大きく映っていた。




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不思議な出来事/実話(short-short) | 18:21:01 | Trackback(0) | Comments(4)
私の実家には不思議なことが度々起こります。
今日はその中のひとつ、
トイレから聞こえる気味の悪い音についてお話ししようと思います。

時折なんですが、トイレからおかしな音がする。
ある時はコンコンコン…
調度ドアをノックしたような音。
またコツッと1回だけ鳴る時もあれば、要は決まりがなく千差万別。
その時は、
調度家族の者が使用しておりました。
私は廊下を挟んだリビングで、読書をしていたと記憶しています。

いきなりバリバリバリ…ガリガリガリ…
まるで壁板を剥いでいるような音と、爪を立てているような音が
トイレから聞こえてきました。
そしてその直後、今度は二階の廊下から階段へと
思い切り乱暴な足音がドスドスドスと響いた。

何事かと廊下に出ますと、
トイレに入っていた者も同じように怯えた顔をして飛び出してきた。
泥棒かとも思い、家中をチェックしたりもしましたが、
結局この日は、誰にも音の正体はわからなかった。

その前の日には
家の至る所で、甘い匂いが出現していました。
何処となく匂うのではなくて、
「ここ!」と言えるように、匂いは1箇所に固まっている感じです。

もともとおかしな事が起こる家でしたが、
この時ばかりは音が音だけに嫌な感じがしました。

その真相が明らかになったのは、
2日後に掛かってきた1本の電話に拠って。
電話の相手は不動産屋で、
私の両親が営んでいるアパートの住人が
病院で急死したとの事。

その方が倒れられた時、
私たち家族は全員出払っており、
連絡が取れなかったらしい。

亡くなった方は、元芸人の独り住まいの男性。
ご病気で足が不自由になり、
松葉杖をついておられた。
母はよく食事を余計に作っては、
持っていってあげたりしていたのですが、
友人らしい友人もおらず
寂しい余生を送られていたようです。

バリバリと音がした時が、その方の死亡時刻です。

あの音は何だったのでしょう。そしてあの香りは…?
その後も時折音がすることはありますが、
やはり決まって、知人や親戚の者が亡くなる時なのです。




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不思議な出来事/実話(short-short) | 08:50:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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