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shio

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お山のむこう 第四話
歩いても歩いても頂上は見えない。
ちぃを負ぶったり、おろしたり。
正太は兄として、
弱音は吐けないが、
さすがに疲れが出てきていた。
「兄ちゃん…」
「もう少しだから…」
「兄ちゃんっ!」
「もう少しだから黙ってろ!」
正太はだんだん腹立たしくなってきた。
自分ひとりだったら、もっと楽なのに。
とっくにお山も越えていたかも知れない。
「でも…兄ちゃん…ちぃたちさっきもここ通ったよ…」
「同じように見えてるだけだよ、ちゃんと歩いてるから」
「でも、そこのお地蔵さま…さっきもみたもん」
正太の足がぴたりと止まった。

雲間からはお月様が顔を見え隠れさせていた。
月明かりに、今はちぃの顔がよく見える。
背中から降ろしてやると、
ちぃは、お地蔵様の前で行儀良く手を合わせた。
「お地蔵さまっていうのは似たようなのが沢山あるんだよ」
「ううん、このお地蔵さまだったもん。さっきと同じ衣だもん」
「………」
正太はにわかに不安になってゆく。
そう大きな山でもないのに、なかなか頂上に辿り着かないのも
おかしな話だとは思っていたのだ。
それにしたって、やっぱりおかしい。
ここまでくるのに
脇道らしい道はなかったはずなのに…。




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お山のむこう(全8話) | 19:53:55 | Trackback(0) | Comments(0)
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