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お山のむこう 第五話
「ちぃ、これからちぃは、右だけを見とけ。箸もつ方だぞ。
それで道があったら、兄ちゃんに言うんだ。いいな」
「うん」
ちぃが右を、正太が左を確認しながら歩けば、
道に迷ってしまったとしても、
今度こそ別の道へ行けるはずだ。
そうして二人がまた暫く歩いてゆくと
一件の家が見えてきた。
正太の村にはないような、とても立派なお屋敷だ。

塀の内側からは、ゆらゆらとした篝火の光が、
まるで生き物のように闇に泳ぎだしていた。

正太は躊躇った。
こんななりをして入っていったら、
物乞いと間違われて門前払いを喰らうかもしれない。
恥ずかしい思いはしたくないし、怖い思いもしたくない、
結局は行くしかないのだけれど……。
眠ってしまって、声を出すことも出来ない母さんの代わり。
正太は、ちぃを負ぶって後ろで組んでいた手に、力を込めた。
「ちぃ。
兄ちゃんたちは、もしかするとこのお家の人に怒られるかも知れない。
だからちぃは今から寝たふりしとけ、いいな」
「怒られるの?」
「ん、もしかしたらだ。夜中だからな」
「ちぃたち悪い人じゃないのに?」
「だからもしかしたらだって。
ちぃは兄ちゃんが良いっていうまで目ぇつぶっとけ」
「分かった…」

左に回り込んで家の正面までいくと、大きな三門があった。
正太はちぃが目をつぶったことを確かめる。
よいしょと反動をつけ、ちぃを負ぶうと、
右側の僅かに開いていた戸口から屋敷に入っていった。




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お山のむこう(全8話) | 20:15:13 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
50才ですか。まだまだですね(笑)(失礼しました…(^_^;)
いえね、90を越えた親戚の者が、自分の年齢は16才位に感じる
と申しておりましたことを思い出しました。

日本にも「兄ちゃん」や「ちぃ」を助けてやることの出来る、手本となるような、素敵な大人が増えてゆきますように。

こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
2008-01-19 土 00:58:07 | URL | shio [編集]
丁重なコメント、ありがとうございました。

励みになります。

今年五十歳になるのですが、まだまだ小僧です。

元気にひたむきに生きてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

               キムタ

2008-01-18 金 22:07:30 | URL | キムタ [編集]
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